2015年08月04日

栄光のマリインスキー・バレエ ―すべてはここから始まった。2015年公演の見所一挙公開。


「愛の伝説」 ©V.Baranovsky

 宮廷劇場として生まれ、世界のバレエ界の頂点を極めた後、革命や大戦中の苦難の中も芸術を愛する人々によって守られたマリインスキー劇場。ソ連時代は国を代表する文化芸術として保護され世界各地で賞賛を受けたマリインスキー(キーロフ)・バレエ。今も“世界の審美眼”に磨かれ続ける劇場が、ダンサーはもちろんのことオーケストラと共に、その総力を挙げて贈る3年ぶりの舞台。この劇場を原点として生まれた作品ばかりが上演される今回の日本公演に、ますます期待が高まる。

「ジュエルズ」

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「ロミオとジュリエット」

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「白鳥の湖」

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「愛の伝説」

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マリインスキー・バレエ2015年日本公演

 今年の秋、マリインスキー・バレエが日本で披露する4演目「白鳥の湖」「ロミオとジュリエット」「愛の伝説」「ジュエルズ」を並べてみると、これがすべて、マリインスキー劇場なくしては生まれなかった作品であることに思い至る。

 それぞれ、作られた時代も、作曲家も振付家も異なり、上演されるまでの経緯もさまざまだが、栄華を誇ったロマノフ王朝の宮廷劇場として誕生したこの優美な劇場が“創造の源泉”であり、“芸術たちの創作の場”となっている。


「白鳥の湖」 ©N.Razina

 今や、バレエの代名詞とも言うべき「白鳥の湖」が上演されたのは、19世紀。美しい旋律と本格的なオーケストレーションが施されたチャイコフスキーの音楽を、マリインスキー・バレエで大活躍していたマリウス・プティパとレフ・イワノフが振付、時も国も越えて不朽の名作となった。バレエを敬愛するチャイコフスキーとプティパの共同作業によって、「白鳥の湖」と並び三大バレエ傑作と讃えられる「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」もこのマリインスキー劇場から生まれていることを思うと、感慨深い。

 「ロミオとジュリエット」も、当時気鋭の作曲家として活躍していたプロコフィエフと、このシィクスピアの戯曲に魅了されたラブロフスキーが、創造に励み満を持して上演したのも、この劇場だ。印象的な音楽、ドラマティックに積み重ねられる重厚な踊りとロマンティックに語られるロミオとジュリエットのデュオ。今までにない何かを共に作り出そうと日夜、創作に燃えていたのだろう。


「ロミオとジュリエット」 ©N.Razina


「ロミオとジュリエット」 ©V.Baranovsky

 この作品は1940年、伝説のプリマ ガリーナ・ウラーノワとコンスタンティン・セルゲーエフによって上演されるやたちまち話題となった。その後マクミランやクランコなどが「ロミオとジュリエット」を振付けているが、ともにラブロフスキー版から大きなインスピレーションを得ており、そういう意味でも、このマリインスキー劇場で生まれた「ロミオとジュリエット」こそが、そのドラマティック・バレエの原点だと言えよう。


「愛の伝説」 ©N.Razina

 37年ぶりの全幕上演が大きな話題となっている「愛の伝説」も、マリインスキー(当時はキーロフ)劇場のダンサーであり、新しい何かを求めて模索していたグリゴローヴィチが、この劇場で初演した出世作。革命、戦争など大きな時代の流れの中、この劇場では多くの輝ける才能を創作に投入していたことをうかがい知ることができる。真の劇場とは“伝統と革新”が常に両輪となって発展し続けていくものなのだろう。エキゾチックな音楽と物語を用いつつも、姉妹の愛、恋人との愛、人々との愛、それぞれの愛を真剣に貫こうとして生まれる葛藤や嫉妬を濃厚に描き出すことによって、時代や場所を超えた普遍的なものを現代の私たちに観せてくれる。

 最後に付け加えるならば「ジュエルズ」を振付したバランシンも、この劇場のダンサーとして活躍した人である。“宝石”の名を持つこの作品にも、このロマノフ王朝の栄華を今なおしのばせるマリインスキー劇場の雰囲気と、他に並ぶものはないと言われるこのマリインスキー・バレエの美意識が宿っている。

サマーキャンペーン実施中!

 対象期間中[2015年8月5日(水)10:00〜8月14日(金)23:59]にチケットを購入頂くと、下記の公演を5000円OFFでご覧いただけます! この機会にぜひお申込ください。

  • 11月28日(土)13:00「愛の伝説」
  • 12月1日(火)18:30「ロミオとジュリエット」
  • 12月2日(水)13:00「ロミオとジュリエット」
  • 12月4日(金)18:30「白鳥の湖」

  • ■キャンペーン価格
    S席 22,000円→ 17,000円
    A席 18,000円→ 13,000円

    「愛の伝説」
     
    「ロミオとジュリエット」
     
    「白鳥の湖」
     

    公演概要

    マリインスキー・バレエ

    ※出演者の怪我や病気、都合等により変更になる場合があります。出演者/演目変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更はお受けできません。正式な演目と配役は公演当日に発表いたします。

    <公演日程>
    「ジュエルズ」

    2015/11/26(木)
    <エメラルド>
    ヤナ・セーリナ / アレクサンドル・セルゲーエフ
    ヴィクトリア・ブリリョーワ / ロマン・ベリャコフ
    <ルビー>
    ナデージダ・バトーエワ/ キミン・キム
    エカテリーナ・チェブキナ
    <ダイヤモンド>
    クリスティーナ・シャプラン / ティムール・アスケロフ

    <会場>
    文京シビックホール 大ホール (東京都)


    「愛の伝説」

    2015/11/27(金)
    <バヌー / シリン / フェルハド / 大臣>
    ウリヤーナ・ロパートキナ / クリスティーナ・シャプラン
    アンドレイ・エルマコフ / ユーリー・スメカロフ

    2015/11/28(土) ★サマーキャンペーン対象公演
    <バヌー / シリン / フェルハド / 大臣>
    ヴィクトリア・テリョーシキナ / アリーナ・ソーモワ
    ウラジーミル・シクリャローフ / コンスタンチン・ズヴェレフ

    <会場>
    東京文化会館大ホール (東京都)


    「ロミオとジュリエット」

    2015/11/30(月)
    <ジュリエット / ロミオ>
    アリーナ・ソーモワ / ウラジーミル・シクリャローフ

    2015/12/1(火) ★サマーキャンペーン対象公演
    <ジュリエット / ロミオ>
    ヴィクトリア・テリョーシキナ / ザンダー・パリッシュ

    2015/12/2(水) ★サマーキャンペーン対象公演
    <ジュリエット / ロミオ>
    クリスティーナ・シャプラン / ティムール・アスケロフ

    <会場>
    東京文化会館大ホール (東京都)


    「白鳥の湖」

    2015/12/4(金) ★サマーキャンペーン対象公演
    <オデット&オディール / ジークフリート>
    アリーナ・ソーモワ / キミン・キム

    2015/12/5(土)
    <オデット&オディール / ジークフリート>
    オクサーナ・スコーリク / ザンダー・パリッシュ

    2015/12/5(土)
    <オデット&オディール / ジークフリート>
    ウリヤーナ・ロパートキナ / ダニーラ・コルスンツェフ

    2015/12/6(日)
    <オデット&オディール / ジークフリート>
    ヴィクトリア・テリョーシキナ / ティムール・アスケロフ

    <会場>
    東京文化会館大ホール (東京都)

    2015-08-04 19:59 この記事だけ表示