2015年01月14日

総勢60名のトップ・ダンサーが出演!西島数博がプロデュースする超豪華で革新的なダンス・ガラ「プレミアム・ダンス・ガラ」制作発表レポート

2015年4月24日、メルパルクホール・東京にて行われる「プレミアム・ダンス・ガラ」には日本を代表するダンサーが集う。呼びかけ人はバレエ界のみならずエンターテインメント界で幅広く活躍する西島数博。西島&出演者16名が参加した制作発表をレポート!

制作発表レポート

制作発表の場は東京・田町のスタジオアーキタンツ01スタジオ。詰めかけた報道陣を前にスタジオは突然暗くなった。芸術監督の西島数博とタップダンス界のエンターテイナーHIDEBOHが、洒落たパフォーマンスを披露したのだ。西島は今年6月、舞台本番中にアキレス腱を断裂し回復に努めていた。大怪我からの復活を小粋にアピールする趣向だ。

西島は国内外で活躍中の異ジャンルのダンサーやアーティストが集う革新的な企画団体としてジャパン・ダンス・イノベーション(略称J.D.I ジェイ・ディ・アイ)を創設した。その旗上げが、総勢60名が出演する「プレミアム・ダンス・ガラ」。バレエの名作パ・ド・ドゥからコラボレーション作品まで多彩な12演目が予定される。西島が企画意図を語った。

「バレエ、タップダンス、ストリートダンス、アルゼンチンタンゴ……それぞれ壁を取っ払って一緒に舞台に立てる機会が創れないかと考えました。日本のエンターテインメント界、アート界の裾野が広がり、たくさんのお客様に楽しんでいただければ」

公演プロデュース経験を持つ西島にとっても今回は一大決心だったという。

「復興チャリティを2011年、2012年に開催し被災地で無料コンサートをした時に「こういう舞台が観たかったのよ!」とおっしゃる方がたくさんいらっしゃいました。もっともっと多くのお客様にメッセージを伝えられる。ダンサーも、それを軸に新しい世界をクリエーションできる。この企画の立ち上げには、とても勇気が要りましたけれども「自分がこれからやるべきことはこれだな」と信念を費やして大きな花火を打ち上げたいなと」

西島の伝えたいメッセージとは具体的にどんなものか?

「来年は戦後70年でもあり、支え合うというつながり、身体を使って言葉では伝えられない絆で支えるものをメッセージとして伝えていきたい。そこには愛であったり、平和であったりがコンセプトにありますが、舞台上で一体化し、お客様にどう反映するか――劇場の空間で感じ合うというのが私のやりたいメッセージです」

最後に上演される西島作品にはジャンルを超えたダンサーが一堂に会する。

「被災地を撮り続けているカメラマンとのコラボレーションになります。東京五輪の開催が決まり、たくさんのアーティストやクリエイターが五輪のためにという気持ちになっていますが、もう一度震災復興を考えたい。復興というテーマを入れて被災地に持っていくためのガラにしたらどうかと考えて、このような形を取りました。チャリティを看板には掲げておりませんが、皆で復興支援をこめた舞台創りをするという目的があります」

出演者は西島を信頼している様子。西島作品に出演する井脇幸江はバレエ団(Iwaki Ballet Company)を主宰する立場にある。西島の印象をこう語った。

「西島さんの作品を一緒に踊ったことがありますが「どういう方向性で何をしたいか」をはっきりとお持ちで、そこに連れていってくれる力強い振付師だと思っています。彼の思いをお客様に届ける役目を果たせるように精一杯頑張りたいと思います」

震災復興に対する思いは皆深い。谷桃子バレエ団プリンシパル三木雄馬は、こう話す。

 「「薄っぺらいものにはなりたくない」というのが心から出てくる本音でして、心に残り忘れないことが一番大切だと思います。我々が舞台を通してやっていけることは限られてはないはずです。今回色々なジャンルのダンサーが集まりましたが、それを引っぱっていく西島さんに期待し、力を添えさせていただきます」

 豪華な演目に期待が膨らむが、被災地でのコンサート等も含め今後も継続的に続けたいとのこと。またJ.D.I.では、最新情報を発信するWebマガジンの発行や今後の活躍が期待される新進ダンサーの顕彰を予定しているという。西島とJ.D.I.の動向が注目される。

[文/高橋森彦(舞踊評論家)]

公演概要

プレミアム・ダンス・ガラ

<公演日・会場>
2015/4/24(金) メルパルクホール・東京(東京都)

<予定キャスト>
芸術監督:西島数博
振付:西島数博/堀内充

2015-01-14 15:27 この記事だけ表示