2014年08月18日

クラシック・バレエの精華を伝えるロシアの名門ミハイロフスキー劇場バレエ(旧レニングラード国立バレエ) 3年ぶりに来日!

 芸術の都サンクトペテルブルクを本拠とする「ミハイロフスキー劇場バレエ」はロシア屈指の伝統を誇る名門だ。日本でも「レニングラード国立バレエ」の名称で長らく公演を続けており熱心な支持を集めている。このたび3年ぶり待望の来日を果たす。

公演のみどころ

 このバレエ団の特徴は、アンサンブルの1人ひとりに至るまでがクラシック・バレエの基礎を身に付けており優美なロシア・スタイルを体現していること。主役だけでなくソリスト、コール・ド・バレエ(群舞)も一体となって格調ある舞台を創りあげる。クラシック・バレエの王道をゆく名作を味わうには打ってつけのカンパニーといっていい。


 主役級も充実している。看板プリマで日本でも人気の高いイリーナ・ペレンは早くから主役を踊り技量と華やかさに磨きがかかってきた。同じサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場から移籍してきた貴公子レオニード・サラファーノフはすっかりカンパニーに定着し、類まれなテクニシャンでありながら音楽性豊かでマナーの良い演技を披露している。他にもエカテリーナ・ボルチェンコ、クリスティーナ・シャプラン、アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ、ヴィクトル・レベデフら気鋭ソリストが揃う。

日本公演のための特別出演も予定される。芸術顧問を務める重鎮ファルフ・ルジマトフが自ら改訂演出を担当した『海賊』のコンラッド役を踊るのは必見だ。ストイックなまでに芸術性を高め続けるカリスマの現在(いま)を目に焼き付けたい。世界的に活躍し王子役に定評のあるデニス・マトヴィエンコがゲスト出演し『白鳥の湖』の王子を踊るのも話題。脂の乗りきった貴公子の妙技・妙演に酔いしれたい。

 そして、日本を代表するプリマ・バレリーナ吉田都が「新春スペシャル・ガラ」に客演しマトヴィエンコとともに『ライモンダ』より第3幕〜ライモンダの結婚式〜を踊る。円熟の境地にある吉田は、古典バレエの様式美を確立した巨匠マリウス・プティパ最後の傑作のハイライトを、この上なくエレガントに踊るに違いない。

 本拠で共演しているミハイロフスキー劇場管弦楽団が帯同し息の合った演奏を聞かせてくれるのも魅力である。バレエは総合芸術であることを雄弁に知らしめてくれるだろう。目で、耳でゴージャスな気分に浸りたい。

 2015年のバレエ鑑賞始めにもってこいと言える。良いお席はお早めに。


[文/高橋森彦(舞踊評論家)]


「ミハイロフスキー劇場バレエ(旧レニングラード国立バレエ)」出演者変更のお知らせ

1月4日「新春スペシャル・ガラ 第2部」、1月7日「ジゼル」に出演を予定しておりましたクリスティーナ・シャプランはマリインスキー劇場への移籍に伴い、当公演の出演が不可能となりました。
これに伴いまして、1月4日「新春スペシャル・ガラ 第2部」、1月7日「ジゼル」はアナスタシア・ソボレワが出演いたします。なお、この変更によるチケット代金の払い戻し・他日への振替はございません。
何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。


キャスト

<予定ゲスト・ソリスト>


<ソリスト>


公演概要

ミハイロフスキー劇場バレエ(旧レニングラード国立バレエ)

<公演日程>
▼「新春スペシャル・ガラ」
2015/1/3(土)〜1/4(日) 東京国際フォーラム ホールA (東京都)

▼「ジゼル」
2015/1/6(火)〜1/7(水) 東京文化会館大ホール (東京都)

▼「海賊」
2015/1/8(木)〜1/9(金) 東京文化会館大ホール (東京都)

▼「白鳥の湖」
2015/1/10(土)〜1/11(日) 東京国際フォーラム ホールA (東京都)
2015/1/12(月)  神奈川県民ホール 大ホール (神奈川県)
<出演者>
<予定ゲスト・ソリスト>
吉田都
デニス・マトヴィエンコ(マリインスキー劇場)
<予定ソリスト>
ファルフ・ルジマトフ(劇場芸術顧問)
イリーナ・ペレン
エカテリーナ・ボルチェンコ
アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
アナスタシア・ソボレワ
レオニード・サラファーノフ
ヴィクトル・レベデフ   ほか
※ソリストの出演日・配役は光藍社ホームページにてご確認ください

2014-08-18 18:22 この記事だけ表示