2013年02月28日

Kバレエ スペシャルトークイベント


Kバレエのダンサー プリンシパルの松岡梨絵さんとファースト・ソリストの宮尾俊太郎、そして長年Kバレエの衣裳を製作されている林なつ子さんを迎えて、TBSの安東弘樹アナウンサーの司会進行でバレエのブロガー中心のクローズドイベントが2/15(金)TBSのスタジオで行なわれました!

 

イベントレポート!

 話題はもちろん、今週より始まる「シンデレラ」について。
最初に30分間ほど、昨年の「シンデレラ」の映像を鑑賞。

熊川哲也版「シンデレラ」はこれまでのどの版よりもファンタジーでゴージャス!王子の住むお城も、かぼちゃの馬車も、シンデレラの美しいドレスも、どこもかしこも、女の子の夢でいっぱいです!

松岡梨絵さんが言うように、まさにおとぎ話の絵本がそのまま飛び出したよう!
熊川哲也の演出は英国ロイヤル・バレエの伝統を受け継ぎ、ドラマティック。
「クラシックの王道を貫きながら、まやかしではない、【リアルの夢】を実現する」と意気込みを東急文化村の芸術監督就任の記者会見時に語られていた熊川哲也氏の言葉がよみがえります。
英国美術界きっての名デザイナー、ヨランダ・ソナベンドとレズリー・トラヴァースが熊川哲也のイメージをデザインするという豪華な舞台。
わずか30分でしたが、これは一度観ておかなければと思わせる映像力でした。

さて、初演に続き今回もシンデレラを踊られる、プリンシパルの松岡梨絵さん、
最近はドラマやバラティにも出演されて、ファンを増やし続けているバレエ王子こと、ファースト・ソリストの宮尾俊太郎さん、
そして、ヨランダ・ソナベンドのデザイン画を具現化する衣裳制作担当の林なつ子さんが登壇。

松岡さんは赤いワンピースにパールのロングネックレスを三連にして、シンプルながら鮮やかなファッション。
彼女いわく「彼女にとってのシンデレラは、健気で明るいけど、芯が強い。年齢はまだ若いけど、内面は成熟しているのではないかと思います。 シンデレラを踊る時は、1幕の演技を大切にして、2幕での魔法で変身したときの印象を意識すること。」
とのにかく、プロコフィエフの曲はむずしく、動きと音が少しでもずれると「違う。」とディレクター(熊川哲也)に指摘されるそうです。

 宮尾俊太郎さんは、ダークグレーのスーツ姿が既に王子様。
「直前までリハーサルをしていたので疲れています。(笑)」と言いながらも素敵な笑顔。
【シンデレラの見所は?】との問いに宮尾俊太郎さんは「僕だけを観てほしい(笑)。 このシンデレラの王子はまさに王子の中の王子。シンプルだからこそ、みんなが理想とする王子を踊りたい。」ファンをジョークでなごませながらも、長年、熊川哲也にKバレエを代表するダンサーとして育てられ、その重責を担ってきただけあり、ファンにやさしく気さくに語りかけながらも凛としたバレエに対する情熱が伝わってきます。

衣裳制作の林なつ子さんは工房いーちを設立され、立ち上げ当時よりKバレエの衣裳を担当し、新国立バレエ団の衣装も手がけるなど
日本における、衣裳制作の工房として高い評価を得ている方。 まず、ヨランダのデザイン画を具現化するというのが大変とのこと。
ヨランダはもともと画家であるため、発想がユニーク。


ヨランダのデザインは5回目だが、今回も苦労されているとのこと。
まず、生地はムラ染めがマストとのこと。その調整も微妙に繊細なため、業者へ依頼できず林さん等工房の方達が鍋をガスコンロの上でぐつぐつと染めるのだとか。
また、あのコンテから具現化するのが大変!
そして衣裳をダンサーがきれいに見えるように、また踊りやすいように製作されるのだそうです。

そのすばらしい衣装について、松岡さんは「役そのものになれる、きれいに見えますし、上手く踊れる気がするんです」
宮尾さんは、「本番前にスイッチが入ります。特に今回の王子の衣裳は非常に気に入ってます」

舞台はダンサーだけの力ではなく、裏方さんもディレクターの情熱と努力が観客に感動を与えてくれるのだと、あらためて感じさせてくれた素敵な会でした。

 

公演概要

<公演日程>
2013/3/6(水)〜3/10(日) Bunkamura オーチャードホール (東京都)

<キャスト&スタッフ>
<3/6(水)15:00>日向智子/宮尾俊太郎
<3/7(木)14:00>荒井祐子/遅沢佑介
<3/7(木)18:30>日向智子/宮尾俊太郎
<3/8(金)14:00>佐々部佳代/橋本直樹
<3/8(金)18:30>神戸里奈/秋元康臣
<3/9(土)13:00>荒井祐子/遅沢佑介
<3/9(土)17:30>神戸里奈/秋元康臣
<3/10(日)14:00>日向智子/宮尾俊太郎
芸術監督・演出・振付:熊川哲也
演奏:シアター オーケストラ トーキョー

※全ての公演、熊川哲也の出演はありません
【ご報告】2/26(火)に主催より松岡梨絵さんが病気のため降板されることが発表されました。ご本人も非常にこの公演を楽しみにされていた中、非常に残念ですがご回復をお祈りいたします。
Bunkamura シンデレラ公演ページ
TBS 熊川哲也 Kバレエ カンパニー ページ

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2013-02-28 12:49 この記事だけ表示